2ntブログ
2007/11/26

パチスロにはまった過程2

初めてパチンコ屋に足を踏み入れて、初代ルパン三世のビックボーナスでコインを出し続けるばばあというショッキングなシーンを目撃してから、半年以上はパチンコ屋に近づくこともなかった。

そのころは大学生になってはじめての彼女も出来て、サークル活動なんかもして、充実した日々を送っていた。

年が明けて数ヶ月たって、二十歳になる直前、彼女に振られて、学生生活にも慣れてきて、飽きてきて、暇をもてあますようになった。そのころから暇つぶしにちょくちょく近所のパチンコ屋に行ってみるようになった。

初めはお小遣いを稼ごうという気楽な考えだった。もしタイムマシーンがあって、そのころに戻れるなら、パチンコ屋に入ろうとする僕を殴り倒して、小一時間説教を食らわせるんだけど、残念ながら未来の僕はそこには現れない。

初めて打った機種はぜんぜん覚えてない。気づいたときに打ってたのは、ベルコの「捕り物帳」だった。この機種は、0枚子役みたいなのがそろえば、デジタルが回って、777がそろえばビック確定という初心者にわかりやすい機種だった。

ビンゴとかが出てから変わったけど、昔のベルコの島はじじいばばあの巣窟で、20歳前後の僕は老人ホームのような島で浮きまくりながら打ってた。わけがわからないなりにも、デジタルの回転は興奮したし、確か確率も低くて当たりやすかったと思う。

最初は、3000円を持っていって、それがなくなればやめて帰り、出れば多少粘って5000?6000円を換金するような感じで、ちょっと高いゲーセンみたいな感覚だった。

そこでやめとけばよかったんだけど、そのころの僕は無謀な計画を立てて、どんどんのめりこんでいくことになって行く。

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2007/11/25

パチスロにはまった過程1

パチスロ・パチンコをやめてから、2ヶ月半になった。
10代の終わりから、10年近く貴重な時間とお金をパチスロに費やしてきたと思うと非常に残念。借金まで出来てしまった。

反省しつつ二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、昔を振り返りたい。

パチスロをはじめてうったのはたぶん19歳になりたてのころ。大学一年生の夏休みだった。その日は久しぶりにあった友達と街で遊んでいた。とは言え遊ぶといっても、特にやることも決めていなく、街を2人でふらふら歩いていた。

歩くのも飽きたころ、友達がパチンコ屋に行こうと誘ってきた。そいつはパチスロを始めたばかりらしい。

高校を出たばかりの僕にはパチンコ屋なんてのは、よくわからん大人のおっさんたちの世界で、そんなところに足を踏み入れるのは非常に怖くて、かなり拒絶してた気がする。

とりあえず打たなくてもいいから見るだけでも行こうぜ、と言われて、初めて店の中に入った。

薄暗いホールの中で、いすに座ってピカピカ光る台に向き合っている。若者からおばちゃんまで幅広い年代がいた。

そのころの僕にはまったくスロットの知識がなかったので、カジノとか、ゲーセンとかのスロットと同じで「スイカがあたれば10枚」「ベルが当たれば5枚」というように、ちょっとずつコインが増えたり減ったりするもんだと思っていた。

店内を見て回っていると、先を歩いていた友達が足を止めてある一台を指差した。

いまだに鮮明に覚えてるんだけど、そこには初代ルパン三世を打っているばばあがいた。ばばあの台の下からはばばあがボタンを押すたびに、コインが吐き出されてきていた。

「大当たりがくると、ああやって毎ゲームコインが出てくるんだよ」

その日は打つことなく店を出たが、ビック中のばばあの姿はインパクトがあった。
「ボタンを押すたびに機械の中で抽選してて・・・」
「立ち回りさえ良ければ、絶対負けない・・・」
等等、店を出た後も彼のパチスロ講義は続いた。

パチスロにのめりこむことになったのは、この日がきっかけだ。
僕をギャンブルの世界に誘い込んだ彼は、その後きっぱり足を洗って、今では超大手企業で働いている。

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