人気ブログランキングへアサヒビールの樋口元社長が亡くなった。樋口社長といえばスーパードライでビール市場で麒麟を破って天下をとったのが有名。経営戦略の教科書には必ずスーパードライのケーススタディが出てくる。
アサヒがスーパードライを出す前は、麒麟ラガーがビールの代名詞で、コクを競ってたわけだけど、アサヒはキレって価値を産み出して、ここで麒麟と勝負をしてシェアを勝ち取る。コクで勝負してたら一生麒麟には勝てなかったけど、違う切り口で勝負を挑んだから、ビール市場で成功を収めて、会社の危機も乗り越えられた。
サラリーマンだとわかると思うけど、今までにない切り口で勝負をするのって大変だよね。誰も評価しないし、失敗したとき責任とらされるし。
みんながやってるところで戦うほうが抵抗勢力もいなくて楽で、大成功しない代わりに大失敗もしない。もし違う切り口で成功した競合がいても、その時は成功した会社以外の大多数が負けるわけだから言い訳ができる。安全を見て突拍子も無いことをしないってのが賢い選択かもしれないけど、それじゃ歴史に名を残せない。
可もなく不可もなく社長を勤め上げる人が多い中で、リスクを取って組織を導いた樋口社長はすごいなって思うわけです。俺もそんな生き様を目指したい。
いい決意が出来て、ツイてるなあ。幸せだなあ。満たされてるなあ。ありがたいなあ
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