2ntブログ
2007/11/25

パチスロにはまった過程1

パチスロ・パチンコをやめてから、2ヶ月半になった。
10代の終わりから、10年近く貴重な時間とお金をパチスロに費やしてきたと思うと非常に残念。借金まで出来てしまった。

反省しつつ二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、昔を振り返りたい。

パチスロをはじめてうったのはたぶん19歳になりたてのころ。大学一年生の夏休みだった。その日は久しぶりにあった友達と街で遊んでいた。とは言え遊ぶといっても、特にやることも決めていなく、街を2人でふらふら歩いていた。

歩くのも飽きたころ、友達がパチンコ屋に行こうと誘ってきた。そいつはパチスロを始めたばかりらしい。

高校を出たばかりの僕にはパチンコ屋なんてのは、よくわからん大人のおっさんたちの世界で、そんなところに足を踏み入れるのは非常に怖くて、かなり拒絶してた気がする。

とりあえず打たなくてもいいから見るだけでも行こうぜ、と言われて、初めて店の中に入った。

薄暗いホールの中で、いすに座ってピカピカ光る台に向き合っている。若者からおばちゃんまで幅広い年代がいた。

そのころの僕にはまったくスロットの知識がなかったので、カジノとか、ゲーセンとかのスロットと同じで「スイカがあたれば10枚」「ベルが当たれば5枚」というように、ちょっとずつコインが増えたり減ったりするもんだと思っていた。

店内を見て回っていると、先を歩いていた友達が足を止めてある一台を指差した。

いまだに鮮明に覚えてるんだけど、そこには初代ルパン三世を打っているばばあがいた。ばばあの台の下からはばばあがボタンを押すたびに、コインが吐き出されてきていた。

「大当たりがくると、ああやって毎ゲームコインが出てくるんだよ」

その日は打つことなく店を出たが、ビック中のばばあの姿はインパクトがあった。
「ボタンを押すたびに機械の中で抽選してて・・・」
「立ち回りさえ良ければ、絶対負けない・・・」
等等、店を出た後も彼のパチスロ講義は続いた。

パチスロにのめりこむことになったのは、この日がきっかけだ。
僕をギャンブルの世界に誘い込んだ彼は、その後きっぱり足を洗って、今では超大手企業で働いている。

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