人気ブログランキングへ これまで週末は家に引きこもってきましたが、だいぶ歩けるようになってきたので、今週から積極的に遊びにいくことにしました。土曜日は、近所の温泉に行って、映画を観て、スタバで読書しました。遊びも勉強もリフレッシュもできたのでツイてる。やっぱり外にでかけるのは楽しいです。
映画は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観ました。
VIDEO 【感想】
メリル・ストリープが3回目のオスカーを受賞したってのと、政治とか経済のドラマが好きなので観に行きました。あと、昔ホームステイしたことがあるのでイギリスは結構好きな国です。
とはいえあんまりイギリスの近代史を知らないからイメージだけで言うんだけど、イギリスってのは成熟して衰退しつつあったんだけど、金融に力を入れて90年代以降復活した、その原動力になったのがサッチャーの政策だったって認識してます。
俺が産まれてから10歳になるまでの間サッチャーは首相をやってて、小さい頃にイギリスの首相は怖いおばさんがやってるって教えられた記憶があります。あとエリザベス女王とサッチャーの区別が付いてなかった気もします。
そんなあやふやな知識しか無い中で観たので、それぞれのエピソードがあっさり進みすぎてあんまり頭に入って来ませんでした。
あと、首相時代の話がメインだと思ってたんだけど、首相を辞めて認知症が進んだ状態がメインで、首相時代は回想シーンとして扱われてて期待はずれだった。女性差別をはねのけながらリーダーシップを取っていく政治家の成功物語を期待してたので。
全体的に夫と死別した妻の悲しさみたいなのが漂ってる悲しい映画だった。イギリスの首相の物語じゃなくて、一人の女性の物語って視点で見ると面白かったかもしれない。
ただところどころにぐっとくるシーンはあった。アルゼンチンと戦争を始めるかどうかって時に、説得に来たアメリカの国防長官に「失礼ですが、あなたには戦争の経験もないのに本当に開戦するおつもりですか」って聞かれて「お言葉ですが、私には戦わなかった日なんてなかったわ」(With all due respect sir,I have done battle every single day of my life)って言うとことかカッコよかった。
メリル・ストリープはさすがだった。人間の強さも弱さも表現してるって感じだった。マンマ・ミーアの陽気なおばさんと同一人物とは思えない。
家に帰ってから実際のサッチャーが演説してる動画を見たんだけど、喋り方がそっくりでさらに驚いた。これこそ女優の仕事って感じがしました。
VIDEO 映画をみながら、なんで同じ議院内閣制なのに、イギリスでは女性が10年以上も政権を握って、日本ではおっさんが一年毎に交代するんだろうってことも考えたりしました。
いい映画を観ることができたので、ツイてるなあ。幸せだなあ。満たされてるなあ。ありがたいなあ。
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