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2012/08/31

8月26日 さよなら僕らのソニー

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さよなら!僕らのソニーを読みました。

先日読んだグーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれたで、ソニーの凋落の原因になった内部事情が知りたくなったのでKoboで購入しました。

【内容】
ウォークマンに代表される「技術のソニー」ブランドはなぜかくも凋落してしまったのか。それを解くカギは大賀、出井、ストリンガーと続く経営陣の知られざる暗闘にある。そして、経営の失敗がいかに企業ブランドに影響を与えるか、その恐さが見えてくる。ソニーで起こっている経営問題は決して他人事ではない。

【感想】
作者はずっとソニーに取材して同行を追いかけてる人みたいで、ソニー内部の事情が詳しく書かれてて参考になった。でも、この作者のおじさんの考え方が古くて納得できなかったな。

この作者の主張は、ソニーの魅力は技術力なのに、ストリンガー体制はコンテンツを重視して、技術力を軽視しててけしからんってこと。

テレビの競争力は画質とか音質なのにそれをおろそかにするとか信じられないってことを書いてるんだけど、完全におっさんの考え方だと思う。もはや付加価値はネットの向こう側にあって、ネットのこちら側には残っていない。

いくら画質を良くしてもそこをユーザーが認めないと付加価値を認めない。ソニーの失敗は技術を軽視したことより、コンテンツと技術を結び付けられなかったことだろ。作者がそういう視点で取材してたらもっと深い内容になると思った。

まあ、それ以外はなかなか読み応えがあったので良かった。

いい本を読めて、ツイてるなあ。幸せだなあ。満たされてるなあ。ありがたいなあ。

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