コア・コンピタンス経営って本を読み始めた。

コアコンピタンスって概念は経営戦略を考える上では外せないキーワード。他の本でコアコンピタンスって考え方を学んだことはあるんだけど、原書を読んだことがなかったので買ってみた。

80年代〜90年代に書かれたアメリカの経営学者の本を読むと、日本企業が成功例として考えられてて、みんなが日本企業の強さの秘密を考察している。

2010年代にビジネスをしてる身としては、なぜ昔の栄光が続かず、20年近く低迷を続けたのかってことを考えてしまう。一つには、日本に打ちのめされたアメリカとか欧州の企業は、競争のルールを変えたんだけど、日本はそれに追随できなかったってことだと思う。

PCなんかはWindowsとインテルが基幹部品を押さえて、付加価値の取れないところはアジアに投げて、一番おいしいいところを抑えるってビジネスモデルを創り上げたんだけど、日本はどこが一番おいしいかを分からず、粛々と基幹部品以外を作り続けたって気がする。

とにかくモノづくりは得意だけど、その強さを戦略的に使うってことを考えなきゃ、将来はないんだろうなってことを思う。そして、いま上にいる世代は負け続けて来た人たちで頼りになんないから、俺達の世代がやらなきゃいけないんだろうな。

いろいろ考えることができたので、ツイてるなあ。幸せだなあ。満たされてるなあ。ありがたいなあ。

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