ヤフーがショッピングの出店料を無料化するってニュースが流れてから、保有している楽天株が下がりまくってる。
楽天はポートフォリオの主力になっているので、この下げの影響は結構痛い。
ちょうどいいケースなので、楽天はヤフーにどのように対抗すべきかって視点でケースを検証したいと思う。
ネットショッピングってのは、店とか商品がいっぱいあって、それを目当てにユーザーが集まって、さらに店が増えていくっていう循環が必要。経営学的に言うとネットワーク外部性を確保したプレイヤーが勝つ世界。
こう考えると、まずは商品の数を増やしに行くっていうヤフーの戦略が妥当だと思える。
楽天はこれにどう対抗するかってのが求められるわけだけど、ニュースを見てると楽天はしばらく静観するらしい。手数料にはコンサル料も含まれてるからってのが理由らしい。
こうなると、無料で自由に入ってくる店と、有料でコンサルを受けた店との戦いって構図になる。
楽天は店の質とかサービスで勝負するしか無い気がする。出店者にとっては、本当にお金を出してもいいって考えるくらいのサービスを提供できるという価値。ユーザーにとっては、楽天なら安心して便利に買い物が出来るって価値を与えるってのが必要だと思う。
そうすると質の低い出店者はヤフーに流れて、質の高い出店者は楽天に流れるって住み分けが出来る。こういうポジショニングをすることが必要な気がするな。
このままじゃヤフーにやられっぱなしって印象があるので、出店者にはコンサルサービスの拡充、ユーザーには商品の検索ツールの拡充とか、質的な価値を高める施策をやりますよってのを発表すべきだと思う。
ざっとだけど、いろいろ考えることが出来たので、ついてるなあ。幸せだなあ。満たされてるなあ。ありがたいなあ。
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