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2009/09/26

9月25日 沈まぬ太陽

本日の出費

タバコ 320円
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昨日の日記にたくさん拍手を頂きました。拍手をクリックしてくださった皆さんありがとうございました。皆さんの為に、これからも日記を書き続けますよ。

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昨日は飛行機に乗って日帰り出張に行ってきた。仕事で飛行機を使うのは初めて。国内線の飛行機に乗るのは中学生のときの修学旅行以来だったので、乗ってる間ずっと興奮してた。空からみる東京の街並みとか模型みたいで面白かった。あと富士山が美しかった。

今話題のJALを使ったんだけどさ、機内でNHKのニュースを流してたんだけど、ちょうど日航再建問題についての話題が出ててなんだか変な感じだった。

出張で使ってみると飛行機って超便利だしさ、安全で快適な旅を提供しようっていう現場の人たちの心意気は一流だしさ、やっぱり世界に誇る日本のフラッグ・キャリアは破綻させちゃいけないと思うからさぜひとも再建を成し遂げて欲しいね。

CAが上原多香子似で超かわいくて、この人たちにキャバクラに出向してもらってバイトしてもらったら赤字体質から脱却できるんじゃないの?とか、CAみんなでSODのビデオに出てもらって機内販売したらいいんじゃないの?とか微力ながら日航再建へのアイデアを考えたりしてみた。

あと、日航と言えば山崎豊子の「沈まぬ太陽」だよね。山崎豊子の小説では、「白い巨塔」とか「華麗なる一族」も面白いんだけど、「沈まぬ太陽」が一番読んでて魂を揺さぶられた。

これは、1980年代くらいの日航をモデルにしてて、組合活動で筋を通そうとしたエリート社員が、会社から左遷されて10年近くアフリカとかの僻地にぶっ飛ばされて、日本に戻ってきてからは、御巣鷹山の墜落事故の遺族への対応をして、外部から来た会長に引き上げられて、腐敗した日航社内の再建をしようとするんだけどもの凄い抵抗にあうって話。

内容が濃すぎて一言では言い表せないんだけど、とにかく読んでると魂をロックされる。今ニュースで流れてる日航問題も良く分かるようになるよ。組合が7つくらいあって、コンセンサスが取れないとか。

御巣鷹山編なんか涙無しでは読めない。遺族の悲痛な叫びとかさ、精神的にも肉体的にも限界に近いところにいるのに、それでも遺族の対応をする日航社員の姿とか。そして、これは全て事実をもとに書かれてるってのがすごいと思った。↓は小説からの引用。

《それは、遺書であった。墜ちて行く機内で書かれた筆跡は、上下左右に大きくぶれながら、左から右へボールペンで横書きに、一頁、一頁記されていた。

マリコ 津慶 知代子 どうか仲良く がんばって ママをたすけてください

パパは本当 に残念だ きっと助かるまい 原因はわからない 今5分たった

もう飛行機 には乗りたくない どうか神様 たすけて下さい

きのうみんなと 食事したのは 最后とは 何か機内で 爆発したような形で煙が出て降下しだした どこえどうなるのか 津慶しっかり た(の)んだぞ

ママ こんな事 になるとは残念だ さようなら 子供達の事 をよろしくたのむ

今6時半だ 飛行機は

まわりながら 急速に降下中だ 本当に今迄は幸せな 人生だった と感謝している

津慶の眼から滂沱と涙が溢れ、なおも号泣し続けた。白布に包まれ確認できなかった父と今、まさに向い合い、父の声をはっきりと聞き取ったのだった。側にいる従兄も泣き、周りの人たちも、粛然としてたち尽くした。
恩地は、体育館を出てからも、自分の眼で見た、五十二歳の河口博次なる人の記した遺書の文言を思い出すと、涙を堪えることが出来なかった。一人の人間が、死を前にして、かくも冷静に知・情・意を尽くした遺書を記しえるものなのか――その文字から滲み出ているものは、強靭な意志と、家族に対する限りない愛情、人間の尊厳に満ちた惜別であった。恩地は、五体の震えが止まらぬ感動を覚えた。》

あと、ばらばらになって、誰が誰だかわからない遺体の破片から、これが自分の旦那だって見つけ出す家族の姿とかも印象に残ってる。

御巣鷹山の事故が起きたときは僕は5歳だったはずだけど、テレビのニュースで事故現場から中継してたのをなんとなく覚えてる。ニュースキャスターが、事故現場に落ちてた子供用のミッキーマウスの耳がついた帽子を拾って、「ディズニーランドで遊んだ帰りだったんでしょうか?」みたいなコメントをしてる映像を覚えてる。あの時はまったくことの重大さを分かってなかったけど、もの凄い事故だったんだなと思う。犠牲者の一人一人にドラマがあって、それを書き残した山崎豊子には脱帽する。

↓は事故のボイスレコーダー。墜落するまでのコクピットのやり取りがわかってリアルすぎる。



あと、会長室編ではさ、半官半民で利権とかでどろどろの日航の体制を立て直すために、カネボウから会長を受け入れて、カネボウの会長は頑張って社内の膿を出そうとするんだけど、いろんな横槍が入って、結局更迭されてしまう。

ここの流れは、今の日本郵政のごたごたを思い出させるよね。日本郵政を民間会社にする為に、三井住友で最後のバンカーって呼ばれた西川社長が就任して頑張ってるのにさ、政治家に口を挟まれて、更迭されそう。いろんな利権が絡んでるんだろうなって思うよね。僕はいっちょ前に丸の内で働いてるので、取り壊しで話題になった中央郵便局とか良く使ってたけどさ、民間の経営感覚のある人なら、あの立地のビルを建替えしないでそのまま使い続けるなんて選択は絶対にしないと思うよ。

あと、「沈まぬ太陽」は映画になるんだね。あの長大なストーリーを映画にまとめたら、しょぼくなりそうだけど、主演が渡辺謙って言うのはいいな。ちょっと見てみたい。夜中に一人で見に行こうと思う。

映画「沈まぬ太陽」公式サイト

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